「私は誰か?」手放すことが大切である理由

 

「私は誰か?」という問いは、

自分の中に散らばった“粒子”を再配置するためのマントラのようなものです。

「この状況での私は誰か?」

「この関係性の中での私は誰か?」

と問い続けることで、バラバラだったものが、本来の位置に戻っていきます。


虚無(空)は“何もない”のではありません。

“すべてを含み、支え、許す場”です。

ギターの空洞があるから音が響くように、

空っぽだからこそ生命は広がり、音は存在し、体験が生まれる。


心を整えたければ、

期待・役割・執着・思い込みをいったん空にして、

虚無へ触れる必要があります。


マティアス自身も今まさに「自分を壊している最中」だと言います。

何をすればいいか分からない、

消えてしまいたい、

全部終わらせたい、

そんな感覚が毎日のように押し寄せてくる。


でも彼は、それを押しのけようとはしません。

「この感情は間違っている」「前向きでいなきゃ」とも思わない。

代わりに、その感情を“地図”として見つめ続けるのです。


完全に味わい尽くして“空”へ抜けたとき、

そこに新しい自分と新しい可能性の入り口が現れるのです。

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