コレクション:

虹色の飛龍

“なぜこの様なことをなさるのか?”と虹色の龍は神々に問うた。

“我等、神とて、不自由な身・・” と神々は答えた。

“もう、無駄な争いは、やめられてはどうか?”と虹色の龍は神々に詰問した。

“・・カリユガの時代が終わったので、同意しても良い・・”と神々は答えた。

“神とは、まことに気まぐれな存在じゃ”と龍一は笑った。

以来、出雲の神々と日向の神々の“和”の象徴である、虹色の龍は、

天皇家の化身として、この国を支えることになった。

いまこそ、大和の地に、「愛と調和の国」ユートピアを築く時がやってきたと、

どこからか声が聞こえる。

時代は流れ、

わたしたちの心の奥底に眠っていた記憶が、いま蘇った。

シドニー カオル